両立を成功させる時短テクとは

家事をしながら介護職勤務は心身に負担がかかり、家でも仕事場でも働きづめという感覚に陥りがちです。リフレッシュの時間を設けることも大切ですが、何よりも大切なのは、「時短を意識した家事をすること」です。どうしても減らせないと思っていた手間も、思わぬ時短テクで短縮できることもあります。

まずやるべき時短テクは「自分がやらないこと」を決めることです。これは家事を家族と分担するという話だけではなく、根本的に家事で減らせるところがないか見直すという考え方です。「畳む洗濯物を極力減らす」「シャツ類はハンガーにかけたままにする」、「敷布団を厚くて軽めのマットレスだけにする(敷布団よりも動かしやすい)」など、生活の中で時短できるコツは様々です。

根本的に家事の手間を減らすならば「食洗器を買う」「毛布も丸洗いできる洗濯乾燥機を買う」「自立掃除機を買う」という話になります。お金がかかってしまう話ですが、それにより時短が出来れば、「時間」というお金では買えない余裕が生まれます。全てを一気に代替することは難しくとも、「最も時間を食っている」と感じる家事を機械に任せてみましょう。「1人でやらなければならないのではなく、任せられる」ことそのものが、心身の疲労を一気に軽減させます。

また介護職側においても「残業を絶対にしない」「そのためにどうすればいいか」という考え方もいれましょう。施設勤務をやめてデイサービスにする、フルタイムではなく時短勤務ができる施設を探すなど、こちらも時短を見出せます。