雇用形態と休日も要チェック

介護職に就くことを検討している人の中には、子育てと平行しながらの働き方を希望する人も少なくありません。時代の移り変わりによる共働きの急増という現状を受けて、業界全体で働きやすい環境作りが行われています。とはいえ、全ての事業所が対応しているわけではないため、職場選びはしっかりと見極めた上で行うことが大切です。

雇用形態は、職場選びをする上で基本となる条件の一つです。仕事に就く場合、安定を求めて正社員採用を望む人もいます。しかし、正社員は他の雇用に比べて収入が多い反面、休日を取り難いので注意が必要です。子どもと過ごす時間をしっかり取りたい場合は、休みを確保しやすいパートの雇用形態にするなど働き方を柔軟に考えると良いでしょう。

経済的な理由で正社員を選ばなくてはいけない場合に、重要となるのが年間休日です。介護の仕事は事業所によって1週間に休める日数が異なります。大半が1日から2日ほどですが、たとえ1日でも年間にすれば50日以上の違いです。子育てとの両立は体力的な負担も考慮して、余裕を持って休める職場を選ぶ必要があります。

意外に見落としやすいポイントに、仕事内容があります。一見すると関係がなさそうに思えますが、仕事に対する不満で退職を繰り返していれば収入だけでなく子育てにも影響が出かねません。面接の段階で仕事内容を確認して、長く勤めていけるかを見極めることも重要です。可能であれば事前に職場見学をさせてもらって、自分の目で現場の様子を見ておくと安心できます。